安全でおいしいイチゴを作るために
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イチゴは、皮を剥かずにそのまま食べる果物です。出来ればいっさい農薬等は使いたくありません。農薬は、イチゴの受粉を助けるミツバチにも良くないし、作業をしている人にも有害です。場合によっては、イチゴの生育を抑制したり薬害を与えたりします。
しかし実際、イチゴにはさまざまな病害や害虫がつきまとうため完全無農薬栽培というのは難しいものです。夏季の育苗期や、定植後の一定期間(花が咲くまで)は特に病害虫が多く、農薬に頼らざるをえません。でも、この時期にきちんと病害虫を抑えておくことで、収穫期の農薬散布を最小限にする事が出来ます。さらに、色々な工夫を組み合わせれば収穫期の無農薬化も可能だと思います。特に冬季(12月から3月)は、無農薬が可能になってきました。
* 健康な土をつくる(h12.8更新)・・・ 基本的な事ですが、農薬による土壌消毒は有用な微生物を殺してしまうので、行わない。太陽熱利用土壌消毒(病原菌は熱に弱く、善玉菌は比較的強いという性質と、夏にハウスを締め切って太陽熱を取り込み、堆肥や発酵肥料の微生物が有機質を腐熟分解させる熱や善玉菌の拮抗力によって病原菌を減らすもの)など自然の力で病気を減らしていく。
* 健康な株をつくる・・・ 当たり前ですが、健康であれば病気にもかかりにくく、比較的虫もつきにくいです。健康を保つためにミネラルの入った資材を定期的に散布するなどしています。
* 換気につとめる・・・ 低温期や雨天時などは換気が不十分になりやすいのですが1日に1回は換気をするようにします。
* 天然資材で病害虫を抑える
* フェロモントラップなどの使用(イオウ蒸散器は21年度より使用をやめました)
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